BFstory最初で最後の物語v3

シェイドが団員集めに外へ出てから、3日間が過ぎても、悪魔は現れることはなかった。

エリナ:「どーも嫌な予感がするわね・・・ここまで静かだと・・・」

フラッグ:「そうですね。」

エリナ:「リラは悪魔だし、なんか知ってる事は無い?」

リラ:「すみません・・・失敗作なものですから、ずーっと逃げてきて、あまり覚えていません。」

エリナ:「そう、別にいいけど・・・、悪魔・・・今度は何をしでかすつもりかしら?」

リラ:「でも、恐らくなら分かります。」

エリナ:「ん?」

リラ:「私達悪魔は、元々人の心の一部、黒い部分からできているのは知ってますよね・・・、悪魔たちは今、自分の中にある黒い心を増大させようと企んでいたらしいんです。」

エリナ:「・・・・、それで?」

リラ:「実を言うと、私はもとから状態異常を起こす事位しかできなかった・・・つまり、悪魔の中でもかなりの下っ端ですが、増幅させれば幹部並に強くすることが可能じゃないかと考えられました、しかし・・・結果はご覧のとおりです。」

フラッグ:「まちがえて、「白い部分」を増幅させちゃった・・・ってわけかな?、馬鹿だなぁ悪魔も。」

リラ:「でも、失敗していなければ今頃殺戮をただ繰り返すだけの機械のようになっていたかも知れません・・・考えただけで恐ろしいです。」

リラは本当に人を傷つけるのが嫌みたいだね・・・、言ってることも嘘にはとても見えないし・・・、実際、人間にも恐怖を持ってる事からして、かなり大変な目に会ってきたんだろうね。

エリナ:「では、次に悪魔が襲ってくるとなったら本気で行かないとただじゃすまないってわけね。」

リラ:「はい・・・でも、恐らくですけど。」

フラッグ:「でも、十分参考になったよね、僕ももっと装備固めないとダメかな・・・。」

エリナ:「リラちゃんの言葉は、とりあえずみんなにも伝えておく・・・でも、リラちゃんってよく考えたら、他のD.ハンターに攻撃なんてされたらどうしよう?」

リラ:「そういえば・・・、D.ハンターの中でも、私達悪魔に恨みを持ってる人は少なくないだろうし・・・。」

フラッグ:「僕はまず「普通の恰好」したいいと思うよ、ほら、そのしっぽとか。」

リラ:「羽根が小さくてよかったです、服を着ればなんとか誤魔化せそう、しっぽも・・・ロングスカートとか、ローブを着ればなんとかなる・・・かな。」

エリナ:「まぁ、大丈夫、みんなも鬼じゃないし・・・、でも、私と、フルール、シェイド、フラッグ以外の人には悪魔である事は秘密の方が良いと思うよ。」

リラ:「分かりました。」

フラッグ:「さて・・・僕はもう寝ます。」

エリナ:「あれ、意外と寝るのはやいのね・・・でも、まぁ、おやすみ。」

リラ:「私も寝ます、何もすることないし・・・おやすみなさい。」

エリナ:「はいはい・・・。」

エリナ:「・・・・。」

ー次の日ー

AM8:45

警報:「ビーーーッ!!ビーーーッ!!」

フラッグ:「うぇ?、なんだ?」

放送:「D.ハンター全団員に告ぐ、至急ロビーに集合して下さい。」

放送:「繰り返す、至急ロビーに・・・」

フラッグ:「なんかあったのか・・・行ってみよう!」

ーロビーー

ネイル:「なんだなんだ・・・朝っぱらから騒がしい。」

シンラ:「・・・・。」

イカ:「なにかしらねー、エリナ様。」

エリナ:「私じゃないわよ・・・、この放送。」

ジン:「「じゃあ誰だよ?」」

放送:「あー・・・あー・・・D.ハンターのムシケラ共ー、聞こえますかー」

放送:「突然ですがぁー、あんたらのコンピューターやらシステムやら、ぜーんぶ乗っ取らせていただきましたぁー」

エリナ:「なんですって・・・!?」

ネイル:「おいおいおい!扉が開かないぞ!!」

イカ:「私達をどうするつもりなのよっ!」

放送:「なにするかー?、そーだねー、換気扇から酸素全部抜いちゃうとかー?」

エリナ:「ここで皆殺しにするつもりか・・・!」

放送:「まぁそんなとこだよねー、んー?、まだロビーに入って来てない奴がいるねー。」

フラッグ:「あ、あれ?扉があかない・・・?」

放送:「まーいーやー、シャッター閉めちゃおー」

エリナ:「フラッグ!?、そこにいるの!?」

フラッグ:「うぇっ!?エリナさん!?、これは一体どうゆう・・・?」

エリナ:「ききなさい、今私たちのコンピューターが悪魔に占拠されてしまったの、このままではみんなな野垂れ死にになってしまうわ!」

フラッグ:「え!?、じゃ、じゃあ僕はどうすれば!?」

エリナ:「放送は聞いてたわよね、あと少しでシャッターが全部閉まってしまうわ、その前に、コンピューター室に居るとおもわれる悪魔を倒してきて頂戴!、あなただけが頼りよ!」

フラッグ:「わ、わかりました!」

シャッターがすべて閉まるまで@3分

フラッグ:「たしかコンピューターのあるところは・・・3階!」

ー2階ー

フラッグ:「うわっ!?、こ、ここはもう階段がシャッターが閉まってる・・・、仕方ない、回り道だ!」

ー2階緊急用階段ー

フラッグ:「っ、足元にねばねばしたもんが・・・気にしてられない、早く行かないと!」

ー3階ー

フラッグ:「・・・、どうやらここにはシャッターすらないみたいだね・・・逃げるためか、でも、悪魔が・・・ひい、ふう、みい・・・4人・・・、一か八か・・・!」

悪魔:「!、ハンターだ!みんな構えろ!」

フラッグ:「どっけぇえええぇえ!!」

悪魔:「ぐあっ!?」

悪魔:「こ、こいつ・・・何故その力を・・・くっ。」

悪魔:「ギャアアアアアアアッ!!」

悪魔:「ヒイイイイイッ」

フラッグ:「ハァッハァッ・・・一人逃げたけど・・・まあいいや、残りはコンピューターを占拠してるやつただ一人!」

ーコンピューター制御室ー

フラッグ:「早くみんなを解放しろっ!!」

???:「んー?、あー、ハンターってばこんな所までくるんだー、人間って結構がんばるんだねー、ふんふん・・・。」

フラッグ:「何を言ってる・・・。」

???:「おやおや?あなたは先日の失敗作、フラッグさんじゃないですかぁ?」

フラッグ:「!、僕の名前を知ってる・・・!?、おまえは誰だ!?」

ファリウス:「私はドクター.ファリウス、まぁ、失敗作に用はないんでねぇ、とっとと死んでもらいますよ・・・おい、ギガ、ルミネ!」

???:「(シュンッ)・・・呼びましたか・・・ドクター。」

フラッグ:「まだ2人もいたのか・・・・!?」

ギガ:「あー?、今度はこいつが俺、ギガ様の餌食になんのかぁ?」

ファリウス:「そいつはもう用済みだ・・・私は仕事を終えたし、帰ることにするよ、あとはこいつの処分を頼んだ。」

ルミネ:「・・・了解。」

ギガ:「さぁて・・・おっぱじめるか!?」

フラッグ:「くそっ!、戦うしかないのかっ!」

ギガ:「ひゃははははははっ!!」

ルミネ:「相手の戦闘パターンを分析・・・完了、これより完全抹殺を開始する。」

フラッグ:「ぐあっ!!?」

ギガ:「どぉしたぁ?、その程度なのかよ?:@;「」;@さんよー?」

フラッグ:「(え?今なんて言ったんだコイツ・・・?)っ!」

ルミネ:「サヨナラ。」

フラッグ:「っ!、(バリバリバリバリッ!!)ぐあああああっ!!(どさっ)」

ギガ:「・・・ちっ、本当に大したことねぇな・・・このままトドメ刺しちまうか・・・。」

ルミネ:「生命反応・・・2、その必要はない、そのうち死ぬ。」

ギガ:「・・・後味わるいぜ、あーあー。」

フラッグ:「まて・・・(ムクッ・・・)」

ギガ:「・・・・、生命反応2じゃなかったのか?」

ルミネ:「理解不能、理解不能、あの状態で立てるはずはない。」

フラッグ:「まだ終わってない・・・」

ギガ:「あ?、お前は俺達に負けたんだ、もう終わってる、分かるか?」

フラッグ:「・・・、前方の2人を敵と判断・・・、破壊する。」

ルミネ:「(私と同じ能力を使った・・・?)」

ギガ:「破壊だぁ?、面白ぇ、やってみ・・・(ドッ)ぐっ!?」

フラッグ:「グオオオオオオオッ!!」

ルミネ:「!、相手のエネルギーが私達を上回った・・・、これ以上は危険、死亡確率大。」

ギガ:「はぁあ・・・?、こんなノミ見てーな奴に・・・この俺が勝てないだぁ・・・?」

ギガ:「ふざけるなああああああああああああああああっ!!」

フラッグ:「アアアアアアアアアアアアアッ!!」

「ズドォオオンッ!!」

ギガ:「・・・・かはっ・・・!」

フラッグ:「・・・くっ・・・・。」

ギガ:「てめぇ・・・覚えてろよ・・・クソ野郎・・・!!(シュンッ)」

ルミネ:「・・・・(シュンッ)」

フラッグ:「くっ・・・は、早く・・・コンピューターを・・・止めないと・・・」

「ピッ・・・」「ウィィィィイイン・・・」



ネイル:「ハァッハァッ・・・も、もう息が・・・」

イカ:「!、扉が開くよ!」

  「本当か!」「やった!助かったんだ!」「早く出してくれー!!」

エリナ:「・・・、フラッグを見に行かないとっ!」

リラ:「私も行きますっ!」

ー第3部、完ー